主演:菊川怜 雛形あきこ 戸次重幸 前川泰之 ふせえり 松澤一之 近江谷太朗 春海四方 渋川清彦 寺田農 翁倩玉 石田ひかり
导演:西浦正記
类型:电影解说
地区:日本
年份:2016
简介: 弁護士・高森滝子(菊川怜)にある日、一つの弁()護依頼が舞い込んでくる…。 保険会社勧誘員、須村さと子(石田ひかり)()が無職の夫・要吉(渋川清彦)の殺害容疑で逮捕された。事件の夜、酒癖の悪い要吉が酔っ払って、妻のさと子に殴()る蹴るの暴行を働いた。さと子は、家庭内暴力、いわゆるDVから、一()人息子のタカシ(鴇()田蒼太郎)を守()るため、止む無く夫()殺害に至ったと言うのだ。 容疑者がDV被害者の妻で、無職の夫がヒモ状態()であ()ったことから、女性の人権に関わる注目の事件となった。さと子()を擁()護してい()る()婦人団体からの弁護依頼は、滝子にとって名誉を勝ち取る大きなチャンスでもあった。「正当防衛は無理かもしれないが、情状酌量狙いで執行猶予がついたら弁護士として勝ったも同然」だと話す、法律事務所所長・栗原()英彦(寺田農)の後押しもあり、滝子はさと子の弁()護を引き受けることにする。 滝子は、正当防衛を主張し、無罪を勝ち取ろうと強く言うが、一方のさと子は、素直に夫殺害の罪()を()認め、罰を受ける覚悟をしており、息子のタカシのことだけを心配している()様子だ。しかし、要吉には浮気相手がいたと()いうことが新()たな事()実として分かる()。バー“ミモザ”のママ()・脇田()静代(()雛形あ()きこ)はさと子の高校の一年先輩で、要吉と男女の関係にあり、怪しげな存在だ。 そして始まった裁判。さと子の正当()防衛を主張し、無罪を求める弁護人の滝子と、あ()くまで殺意があったと主張()する検察の意見()が真っ向からぶ()つか()る。 迎えた判決日。裁判長が重い口を開く…。「主文、被()告人を懲()役()三年に処する。ただし、この裁判が確定した日から二年間、その刑の執行を猶()予する」。さと子の目から涙がこぼれる。事実上()の勝利を得た裁判だったが、()まだ正当防衛で無罪を主張し控訴することもできる、という滝子に、さと子は“裁判は一事不再理ですよね”と()問う。そして、「タカシのことを考えると、これ以上、裁判を続けるの()は辛い。もう人目にさらされたくない」()と控訴()しないことを決意する。世間から注目され敏腕弁護士の名を()ほしいままにした滝子には、参()議院選挙への出馬打診の話まで舞い込み、()政界進出の目も。こ()れですべてが終わったと誰もが思った…。 しかしある日、滝子の自宅に鳴()り響いた一本の電話。それは誰もが予想()し得ない、おぞましい悲劇の始まりを告げる電話だった…。